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西田 和彦
西田式スピード指数週末情報
2017年08月18日
実績上位は
例年、レベルの高い有力馬が集まるG2札幌記念が今週のメインレース。
1番人気馬は過去10年で2勝、2着5回。連対率は70パーセントとまずまずだが、勝率は少し物足りない。
指数上は、前走指数上位馬の勝率と連対率が高い。
今年は、ヤマカツエース、エアスピネル、サウンズオブアース、タマモベストプレイ、ディサイファ、マイネルミラノ、マウントロブソンなどが指数の上位馬たちだ。
今年はG1馬の参戦はないが、今春のG1戦線で好成績を収めてきたヤマカツエース、エアスピネル、サウンズオブアースなどが実績上位馬といえそう。ともに前走指数でも上位にあり、連軸の最有力候補だろう。
ヤマカツエースは、昨年末の有馬記念の4着馬。サトノダイヤモンド、キタサンブラック、ゴールドアクターなどの人気馬が先行してそのまま上位を占めたが、中団後方から最速の上がりの脚を使ったのがヤマカツエースだった。前には届かなかったが、脚色は目立っていた。
その後、G2金鯱賞を勝ち、G1大阪杯もキタサンブラックとさほど差のない3着に上がってきた。近走、着実に力をつけてきており、G1の実績では最上位だ。2000メートルの距離にも適性が高く、休み明けの不安を除けば、中心になる力を備えている馬だろう。
エアスピネルは菊花賞の3着馬。今年の京都金杯を勝って、その後もマイル重賞で3、2着と好走。前走のG1安田記念は2番人気に推されて5着だった。その安田記念は、後方3番手から、直線、内に入れたものの、どこにもスペースがなく、勝負所で完全に詰まってしまった。残り200メートルでわずかに開いたスペースから追い出したが、時すでに遅し。スムーズなレースなら、突き抜けることもできたはずで、脚を余しての悔しい5着だった。2000メートルは久々の距離だが、差し脚の鋭さからは問題なくこなせるように見える。
サウンズオブアースは、ジャパンC2着の後、前走、ドバイのG1シーマクラシックでは6着だった。これまでは長めの距離を使っており、距離短縮はどうたろうか。
順調さで、函館記念2着のタマモベストプレイ、4着のアングライフェン、前走、オープンを勝ち上がってきたマウントロブソンなどにも注目したい。
北九州記念は芝1200のハンデ戦。過去10年で1番人気馬は1勝、2着2回、3着2回。トップハンデ馬は1勝、2着1回、3着1回と苦戦続きだ。牝馬は10年で5勝をあげている。指数上、勝ち馬はランク外の馬も目に付くが、前走指数の上位馬が連軸の中心だ。
今年の指数上位は、ファインニードル、ツィンクルソード、キングハート、エイシンブルズアイ、ダイシンサンダー、ミッキーラブソングなど。
注目はファインニードル。前走、降級戦の水無月S(1600万条件)で57.5キロのトップハンデを背負って、レコードと同タイムで快勝した。
芝1200は(4204)と安定。小倉は初だが、野芝コースだけに、より持ち前のスピードが生かせるだろう。ここは負担重量も55キロに恵まれて、重賞初制覇に期待がかかる。
他では素軽いスピードが持ち味のアクティブミノル、ラインスピリットの一発に要注意だ。
1番人気馬は過去10年で2勝、2着5回。連対率は70パーセントとまずまずだが、勝率は少し物足りない。
指数上は、前走指数上位馬の勝率と連対率が高い。
(札幌記念) 1着 2着 3着
07年 − − −
08年 − AYc C
09年 AYa D −
10年 AZb − −
11年 B a D c Xc
12年 D AXa DYb
13年(函館) A c B c −
14年 C AZa −
15年 CZ − D d
16年 − CXa A
(地方、海外の成績は減戦して集計)
今年は、ヤマカツエース、エアスピネル、サウンズオブアース、タマモベストプレイ、ディサイファ、マイネルミラノ、マウントロブソンなどが指数の上位馬たちだ。
今年はG1馬の参戦はないが、今春のG1戦線で好成績を収めてきたヤマカツエース、エアスピネル、サウンズオブアースなどが実績上位馬といえそう。ともに前走指数でも上位にあり、連軸の最有力候補だろう。
ヤマカツエースは、昨年末の有馬記念の4着馬。サトノダイヤモンド、キタサンブラック、ゴールドアクターなどの人気馬が先行してそのまま上位を占めたが、中団後方から最速の上がりの脚を使ったのがヤマカツエースだった。前には届かなかったが、脚色は目立っていた。
その後、G2金鯱賞を勝ち、G1大阪杯もキタサンブラックとさほど差のない3着に上がってきた。近走、着実に力をつけてきており、G1の実績では最上位だ。2000メートルの距離にも適性が高く、休み明けの不安を除けば、中心になる力を備えている馬だろう。
エアスピネルは菊花賞の3着馬。今年の京都金杯を勝って、その後もマイル重賞で3、2着と好走。前走のG1安田記念は2番人気に推されて5着だった。その安田記念は、後方3番手から、直線、内に入れたものの、どこにもスペースがなく、勝負所で完全に詰まってしまった。残り200メートルでわずかに開いたスペースから追い出したが、時すでに遅し。スムーズなレースなら、突き抜けることもできたはずで、脚を余しての悔しい5着だった。2000メートルは久々の距離だが、差し脚の鋭さからは問題なくこなせるように見える。
サウンズオブアースは、ジャパンC2着の後、前走、ドバイのG1シーマクラシックでは6着だった。これまでは長めの距離を使っており、距離短縮はどうたろうか。
順調さで、函館記念2着のタマモベストプレイ、4着のアングライフェン、前走、オープンを勝ち上がってきたマウントロブソンなどにも注目したい。
北九州記念は芝1200のハンデ戦。過去10年で1番人気馬は1勝、2着2回、3着2回。トップハンデ馬は1勝、2着1回、3着1回と苦戦続きだ。牝馬は10年で5勝をあげている。指数上、勝ち馬はランク外の馬も目に付くが、前走指数の上位馬が連軸の中心だ。
今年の指数上位は、ファインニードル、ツィンクルソード、キングハート、エイシンブルズアイ、ダイシンサンダー、ミッキーラブソングなど。
注目はファインニードル。前走、降級戦の水無月S(1600万条件)で57.5キロのトップハンデを背負って、レコードと同タイムで快勝した。
芝1200は(4204)と安定。小倉は初だが、野芝コースだけに、より持ち前のスピードが生かせるだろう。ここは負担重量も55キロに恵まれて、重賞初制覇に期待がかかる。
他では素軽いスピードが持ち味のアクティブミノル、ラインスピリットの一発に要注意だ。
(北九州記念) 1着 2着 3着
07年 D A d D
08年 − Yc A
09年 CZa C Ya
10年 − B Yb
11年 − B BZd
12年 − − −
13年 Yc A C b
14年 D A −
15年 − BZ −
16年 BY Xa c
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※各レースの成績、払戻金などのデータは、必ず主催者発表のものでご確認ください。