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コラム

水上 学
水上 学

水上学の競馬雑記帳

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2015年01月07日

第8回 「2014年度JRA賞」

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 1月6日に、2014年度のJRA賞が発表されました。ここ数年、多くの部門が無風区となっていましたが、今年は年度代表馬を筆頭に大混戦になるのでは・・・・?という下馬評。しかし終わってみれば、実にどの部門もワンサイドの決着?となりました。
 なお最初に、以下の文章には受賞馬ならびにその関係者に対しての批判の意は微塵も込められていないことをおことわりしておきます。

 JRA賞の全部門の中で、最も注目を集めるのが年度代表馬であることは言うまでもありません。今年はここが最も票割れを予測されていたのですが・・・・蓋を開けてみれば、ジェンティルドンナが231票、ジャスタウェイが51票、該当なし2票、エピファネイア1票ということで、ジェンティルドンナが圧倒的な票差で年度代表馬に輝きました。2年ぶり2度目となります。
 個人的には、実績的にハイレベルでの混戦であり、どの馬1頭と決めるのはとても厳しい年だったと思います。だからこれだけ差が付いたのはとても意外でしたし、その意味では該当馬なしも頷けます。また許されるならジェンティルドンナとジャスタウェイのダブル受賞でも良かった気も・・・・。ただ、どちらか1頭に決めなければならないというのなら、私なら僅差ですがジャスタウェイに軍配を挙げたい。

 ジェンティルドンナは京都記念6着→ドバイシーマクラシック1着→宝塚記念9着→天皇賞秋2着→ジャパンC4着→有馬記念1着。
 ジャスタウェイは中山記念1着→ドバイデューティーフリー1着→安田記念1着→凱旋門賞8着→ジャパンC2着→有馬記念4着。
 直接対決は1勝1敗、またこうして並べてみるとさらに互角であることが際立ってきますが、ジェンティルドンナは前哨戦とはいえ2度国内で大敗したことが残念。またジャスタウェイは走った距離の幅が広く、オールマイティぶりを発揮していることを評価したいですね。距離適性、2度の海外遠征と、陣営のチャレンジ精神の高さには、心から敬服します(それだけに、最後の有馬記念でのあの位置取りは残念でなりません。騎手にもチャレンジしてほしかった)。それが結実したのがレーティング世界ナンバーワンという栄誉。このことだけでも、代表馬に値すると思います。

 JRAのGI7勝というタイ記録を牝馬の身で達成したジェンティルドンナの実績も立派であり、その点も評価されたようだという報道もありましたが、あくまでJRA賞というのはその年の内容で決めるべきで、通算の実績はあまり重くみるべきではないでしょう。

 さて、小差となったのが3歳部門で、牡馬はイスラボニータ170票、ワンアンドオンリー109票。ただ、この2頭についてはどちらもスケール的にはやや小粒だったか。皐月賞を勝ちダービー2着のイスラボニータが取ったこと自体は納得できるとしても、私なら該当馬なしとするかもしれないですね。

 牝馬はハープスター170票、ヌーヴォレコルト112票でこれが最も小差でした。春は互角、秋は国際舞台へ出て行ったハープと、従来の路線で頑張ったヌーヴォということで、これも考え方が分かれるところ。

 いずれにせよ、この手のものはどれに決まったとしてもある程度の異論は出てくるものですが、記者投票ではなくて、識者の議論で決めるというスタイルだったら、どういう結果になっていたのか、ちょっと見てみたい気もした今年のJRA賞でした。

<今週の競馬から>
 月曜に行われるフェアリーS。将来性よりも器用さ、中山マイル向きのソツのなさが物を言います。早熟血統で、いかにも冬の中山が良さそうなパワー型の器用さある血統・トーセンラークは面白いと思います。

※次回は1月21日更新予定です。

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