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水上 学
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水上学のこれだけは言わせて!!

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2012年08月15日

第147回「エージェント制の情報公開」

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これまで公然と行われてきて黙認されていた騎手のエージェント制を、JRAが正式に認可することになってから、2か月半が過ぎました。

長い間、競馬記者を中心に、騎手への騎乗馬の手配を個々人が自分のコネクションで行っていたことは公然の秘密?のようになっていたのですが、06年から「騎乗依頼仲介者制度」が発足、さらに今年6月1日より、透明性確保のために騎乗依頼仲介者、つまりエージェントのJRAへの申請が義務化されたのです。

これまでは1人のエージェントが何人の騎手の騎乗仲介を担当しても自由でしたが、6月からは担当可能な騎手の上限を3人+若手騎手1人(地方所属、外国人騎手を含む)と制限。特定個人の記者に業務が集中することはなくなりました。

透明性確保、これは当然結構なことなのですが・・・・なんと、どの人がどの騎手のエージェントなのかということは、積極的に公開されていないのが事実。東西トレセンの公正室に貼り紙がされているだけで、JRAサイドは「これをメディアが報道したければご自由にどうぞ」・・・という及び腰のスタンスなのです。

ではマスコミはといえば、某専門紙のように自社のトラックマンがどの騎手を担当しているのかを公開している媒体もありますが、たいていは黙して語らず。エージェントを担当している騎手の印について、必要以上に期待されたり勘ぐられたりすることを避ける意図があるのでしょう。

しかしこれでは、JRAもマスコミもファンの方を向いていないと言われても仕方ありません。正式に制度化されたのですから、後ろめたいことは何もないはずですし、むしろマスコミ側はその存在意義から言っても、積極的に発表して然るべきだと思うのです。印と業務は別、という毅然とした姿勢のトラックマンがいれば評価は上がるでしょうし、また自分の仲介騎手にはどんなことがあっても本命を打ってくる「提灯持ち記者」がいたとしても、それはそれでファンから見れば面白いもの。情報は隠すけれど、仲介料で儲けようという態度は虫が良すぎると思うのです。

もちろん、この制度自体への是非はあると思いますが、制度化された以上は仕方ない。下手にファンを疑心暗鬼にさせないためにも、競馬マスコミ、JRA、双方の積極的な情報公開を望みます。


<今週のレースから>
今週は夏競馬唯一のGII、札幌記念。連覇はともかくとして、馬券の軸としては、やはりトーセンジョーダンの適性の高さが最も信頼できそうな気がしています。

次回は8月29日の更新です。

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