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水上 学
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水上学のこれだけは言わせて!!

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2009年11月25日

第26回「ジャパンCの出走資格」

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 以前にも一度指摘したことがありますが、JRA重賞の出走優先順位の規程には不備が多く、レースの興趣を削ぐこと甚だしいことになっています。どうしたらいいかの試案は申し訳ないですが拙著「競馬界に喧嘩売らせていただきます」(KKベストセラーズ)をお読みいただくとして(苦笑)、今週行われるジャパンCでもまた、そうした例が顕著となったので、ひとこと言わせてもらうことにします。

 今年のジャパンCの出走資格を、賞金順に並べた場合、オウケンブルースリがなんと除外対象に。外国馬の出走が思った以上に多かったのが1つの理由で、これはレースの性格上仕方ないところ。問題は2点あります。

 まず、以前から指摘しているように、高齢馬が増えたことで、4歳夏1回だけの収得賞金半減では間に合わず、高額賞金持ちの高齢馬の方が、4,5歳馬よりも出走しやすい状況があること。近1年の収得賞金でよほど稼いでいないと、対等の立場に立つのは難しい。オウケンのように晩成型で、3歳春に賞金を稼げなかった「遅れてきた大物」には厳しい規程になっているわけです。

 そして今回、私が問題にしたいのは、地方馬コスモバルクの存在。確かにかつてはジャパンC2着などの実績があった馬ですが、ここ2年は中央のレースへ出走しても、大半が2ケタ着順で勝負にならない。現在は昔と違って地方枠が廃止され、出走資格は中央馬と同じ条件となっていますが、若いうちに稼いだ賞金がデカイことと、近1年にレベルの低い馬を相手に積んだ地方競馬の賞金で、オウケンを上回っているわけです。

 オウケンは、国際レーティングが3位だったので、賞金順が下回っても出走は叶うわけですが、オウケンは良くても、コスモバルクの下にリーチザクラウンやイコピコが来る(現にイコピコは除外)という状況は、決して看過してはいけないと思います。

 こんなのは簡単に修正できる。「地方馬については、近1年以内に中央競馬重賞で連対した馬に限る」などの規程を補足すればよろしい。ハッキリ言って、現在の力では全く勝負にならない馬が、いつまでも昔の遺産で出走権獲得圏内に留まることは、競馬の原則に反します。


 さて今年のジャパンC。実績や能力なら文句なしにコンデュイットですが、ローテと、短期間に輸送を繰り返していること、それから当初は出走予定になかったことなどはどうしても気になる材料。その他の外国馬なら日本馬の方が強いので、やはり軸は日本馬を採りたいと思っています。

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