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コラム

花岡 貴子
花岡 貴子

Legend Stable 池江泰郎厩舎の軌跡

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2010年05月28日

リルダヴァルとトゥザグローリー ダービーまでの道 <3>

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リルダヴァル新馬戦

リルダヴァル新馬戦
8月23日、急遽リルダヴァルは小倉でデビューすることになった。8月30日の新潟競馬で内田博幸騎手騎乗でデビュー予定だったが、内田騎手が英シャーガーカップで騎乗停止の制裁を受けたため、鞍上が白紙になったのと相手関係から池江師がGOサインを出したのだ。鞍上は二転三転の末、佐賀所属の鮫島克也騎手に決まった。
レース当日、他場での仕事へ向かうため小倉に池江師の姿はなかったが片山助手らには「大丈夫、勝てるだろう」という言葉を託していた。

小倉5レース、パドック。2人引きで登場したリルダヴァルだが、あいかわらず馬っ気がひどかった。もっとも、それ以上に対戦相手のリディルのハイテンションぶりが目立っており、リディルに比べたらリルダヴァルは大人しくみえた。
ゲートが開いて、スタートはまずまず。しかし、行き脚がつかずにいったん後方にポジションを下げることに。しかし、鮫島騎手は焦らなかった。
「ちょっとも仕掛けたら、一気にいきそうだったからジッと我慢していたんです。」
そして直線、鮫島騎手がほんの少しだけリルダヴァルにGOサインを出したら…。瞬間で加速、アッという間に突き抜けた。ムチなど一発も入れる必要がなかった。
「僕が調教で乗っているときもそうですが、リルダヴァルは仕掛けた後に瞬時に加速する。僕自身、池江厩舎でこれまでたくさんの良血馬に乗せてもらいましたが、こういう瞬発力の乗り味はかつて感じたことはありませんでした。」

池江師はその勝ちっぷりのよさを喜び、すぐさま来春を意識した言葉を口にした。
「リルダヴァルはうちの2歳のナンバーワンホースになるかもしれないね。」


各レースの成績、払戻金などのデータは、必ず主催者発表のものでご確認ください。

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