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コラム

花岡 貴子
花岡 貴子

Legend Stable 池江泰郎厩舎の軌跡

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2010年07月11日

「兄はオグリキャップとともに燃え尽きたよ」

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オグリキャップが亡くなったね。ひとつの時代を築いた名馬だった。

とくにタマモクロスとオグリキャップの芦毛対決は凄かったね。兄(池江敏郎さん)がオグリキャップの担当厩務員をしていたこともあって、しっかり見ていたよ。
うちのメジロマックイーンも芦毛だけれど、4歳(当時)の年にオグリキャップは引退しているから残念ながら直接対決したことはないんだ。それにしても、あれほど芦毛の強い馬が揃っていた時代も他にないね。

兄(池江敏郎さん)はね、僕が騎手時代に中央競馬の厩務員になったんだ。オグリキャップの担当になったのは笠松から中央入りした時からで、ラストランで優勝した有馬記念で引退するまでの丸3年、ずっと付きっ切りだったよ。戦いのとき(関東への遠征)も休養のとき(いわきの温泉)も、どこに行くにでも一緒についていってね。世話をしていたんだ。

まさに、兄もオグリとともに燃えて、燃えてね…。もうね、必死だったよ。そして、オグリが引退してしばらくしてから、定年を迎える前に退職したんだ。オグリとともに燃え尽きたんだね。

数年前、兄は心臓の病気で亡くなったけれど。今ごろ天国でオグリキャップと再会して「おぉ、こっちへきたか」とまた世話をしているんじゃないかな。


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