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コラム

花岡 貴子
花岡 貴子

Legend Stable 池江泰郎厩舎の軌跡

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2010年07月01日

「いいこと悪いこと、両方を受け止めなければならない」

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ジュエルシード

ジュエルシード
競馬の世界にいるとね、いいこともあれば悪いこともある。そして、両極端なことが同時に押し寄せることもある。
でもね、そんないいことも悪いことも両方きちんと受け止めなければならない。その両方が真実だからね。

先週の週末がそうだったよ。
2歳馬のジュエルシードが調教中に故障して亡くなったんだ。競馬の日だったから、人手がなくて僕と厩務員、ふたりで見取ったんだ…。とても可哀想なことをしたよ。

その一方で、土曜日は1年ぶりに出走したヴェラブランカと条件戦をなかなか勝てなかったウインブシドウの2頭が勝った。福島ではディープインパクトの子供(サイレントソニック)が勝った。ディープインパクトにおめでとう、と言いたいね。次の日にもう1頭(ヒラボクインパクト)勝った。これからも続々とディープの子供たちがデビューして、勝ち上がっていくだろうね。
うちのディープインパクト産駒は1週目のシュプリームギフトに続いてヴィクトリースターが来週デビューする予定だよ。ヴィクトリースターは亡くなったジュエルシードといつも併せ馬をしたり、一緒に運動したりしていたんだ。だからいま、いつも一緒にいた仲間がいなくなってしまってどうしたんだろう?と不思議がっているだろうね。ヴィクトリースターにはディープインパクトの子供としてももちろんだけれど、ジュエルシードの分まで走って欲しい。そう願っています。

日曜日は福島競馬の福島テレビオープンでバトルバニヤンとニルヴァーナが1、2着になった。バトルバニヤンは次走は再び福島へ。七夕賞に駒を進める予定です。福島で重賞を勝つとJRA全10場重賞制覇という記録が達成されるらしいね。厩舎を開業したばかりの頃は重賞を勝つなんて夢のような話だった。それどころか、ひとつ勝つことすらままならずに苦労したけれどね、ここまでこれて本当にありがたい。
感謝、感謝の気持ちをいつも大事に持っているよ。馬たちも命を賭けて一生懸命走ってくれている。だからこそ、馬たちにひとつでも多く勝ち星を、重賞制覇のチャンスがある馬にはタイトルをとらせてやりたい、と思っているんだよ。


各レースの成績、払戻金などのデータは、必ず主催者発表のものでご確認ください。

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