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コラム

久保木 正則
久保木 正則

美浦トレセン追い切り注目馬

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2013年11月14日

11/14 美浦追い切り注目馬

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☆今週の特記事項
 水曜日朝は2℃。一気に冬へと突入した。馬場状態は先週とあまり変わった感じはない。

●アナザーバージョン(土曜日 東京2R)
 [評価9]
 新馬戦はもうひと追いあれば…という臨戦過程。そのぶん馬体に余裕はあったが、それでも3着に食い込んだあたりが能力の高さだし、変わり身も大きい。今週は同格のバンズームと共に未勝利のスイートマルセルを4馬身追走して内に潜り込みWコース4F53秒9−39秒7−13秒0を馬なりでマーク。タイム自体はさほど目立たないが、精神的にピリっとしてきたせいで足さばきのキレが前回とは段違い。心身両面でガラっと変わった今回は勝ち負けだろう。

●ベルキャニオン(土曜日 東京4R)
 [評価9]
 デビュー戦は出遅れて脚を余す悔しい敗戦となったが、実戦を経験した効果は大きく、ムダな肉が落ちて体のラインがすっきりした。今週は1600万下のゴーハンティングを先行してWコース52秒4−38秒3−12秒9を計時し併入したが、わずか1馬身前を走っただけで上級古馬と互角に渡り合ったのだから、この内容は高く評価してよいだろう。しっかりしたトモから送られるパワーを、前脚でうまく調整し加速力へと変える走りは良血馬のそれ。レースも2度目ならゲートも問題ないだろう。素直に能力を信頼したい。

●ビッグバンドジャズ(土曜日 東京9R)
 [評価8]
 久々のダート戦になった前走を快勝したが、涼しくなって体調も良くなっていたのだろう。その後は坂路で連日のように遅めの時計を出し、追い日にはWコースで併せ馬を消化する意欲的な調整で地力強化に成功。今週の追い切りは新馬のネクストロードを1秒追いかけて5F65秒7−50秒7−37秒4−13秒9とラスト1Fはかかったが、バテという印象はなく、鞍上のムチにしっかり反応していた。昇級戦で相手は強くなるが、ダートでは底を見せていない未知の魅力は不気味だ。

●イスラボニータ(土曜日 東京11R)
 [評価9]
 いちょうSを圧勝後はこのレースを目標に万全の調整。主に坂路での調整だが、先週の日曜日にオープンのシャイニープリンスと併せ馬を行うと、今週は1000万下のリルバイリルを3馬身追走して4F52秒6−38秒4−25秒0−12秒1を一杯に追ってマーク。これだけしっかり追ったのはデビュー以来はじめてで、陣営の意欲がびんびん伝わってくる。キャリアを重ねるごとにレースも上手になり、スタート難もすっかり解消。今年も強力な関西馬が大挙して参戦してくるが、この馬が返り討ちにしてくれるだろう。

●アールプロセス(日曜日 東京5R)
 [評価8]
 前開催のプランもあったが、疲れが出たため無理はせずここまで待って態勢は万全。9月の中旬から時計を出し始め、10月に入るとWコースで基礎体力を強化。これまでの最速は今週マークしたWコース5F67秒7ー52秒2−38秒5−13秒3だが、速い時計を出さない萩原厩舎とすれば意欲的なものだし、じっくり乗ってきたことで走りにムダな力みもない。セールスポイントは柔らかい筋肉を生かした柔軟な走り。先々も含め楽しみな一頭だ。

●トシザシャイン(日曜日 東京6R)
 [評価8]
 美浦の厩舎は調教タイムを出すことに固執せず、牧場で乗り込んでくるため少なめの本数でデビュー戦を迎えるパターンが多い。天間厩舎もそのひとつだが、例え数字は地味でも、調教を見てピンときたこの厩舎の馬とは相性が良いと個人的に思っている。今週の攻め馬を見ていてそう感じたのがトシザシャイン。これまでに消化した追い切りは実質3本。ベストタイムが先週のWコース5F68秒4と字面の強調材料はないが、キリっとした馬体の造りでバランスの良いフォームで走る。ここは自分の直感を信じてみたい。

●デスティニーラブ(日曜日 東京9R)
 [評価8]
 今回で6戦目とレース経験は豊富。そのぶん上積みはどうかという考えもあるが、ようやく体が固まって、ここからが出発のように思える。1週前にWコースで6Fからしっかり追って83秒9−67秒4−52秒5−38秒5−12秒6をマークできたことがまずその証明で、10日の日曜日には坂路で3F43秒6。今週はWコースで4Fから終い重点に52秒8−38秒7−13秒3を計時したが、パートナーのトーアサムライ(新馬)をグングン突き放す力強さはこれまでにないものだった。距離やペースが合わなかった新潟2歳Sは大敗したが、それ以外では大崩れしていない。得意の1400mなら狙う価値はある。

●チャーリーブレイヴ(日曜日 東京11R)
 [評価8]
 ジャパンDD以来の実戦になるが、坂路にウッド、そしてプールも併用して十分な調教を積み好仕上がり。特にここ2週はマイルCSに出走するサクラゴスペルに胸を借り、直前の追い切りでは3馬身先行したとはいえ追いつかれることなく1馬身先着しゴール。春はまだ真剣さを欠いていたが、ひと夏を越して競走馬らしくなってきた印象を受ける。重賞戦線で戦うためにも、情けないレースはできない。

●マイネイサベル(マイルCS)
 昨年は賞金面で出走が微妙だったためエリザベス女王杯へ参戦したが、今年はその心配がなく早くからこのレースに照準を合わせてきた。今回は長距離輸送ということもあり、1週前に松岡騎手が騎乗しWコース67秒8−52秒0−37秒9−12秒5を一杯に追ってマーク(これが実質の最終追い切り)し、レース週は15−15のペースから終い重点に6F84秒5−68秒6−53秒2−38秒3−12秒1を馬なりで計時。いつも稽古は良く見せる馬だが、牝馬とは思えない迫力はこの中間も健在で、体調に関しては文句ない。前走の府中牝馬Sはスローペースに泣いたが、このメンバーならそれなりに流れるだろう。決め手が生きる展開なら上位食い込みも。

○その他の関東馬
 富士Sで復活を遂げたリアルインパクトはその勢いを維持し気合満点の走り。あとは輸送をクリアできれば。同厩舎のダークシャドウはアクシデントで天皇賞を自重したが、追い日ごとに力強い動きを見せ影響はない。ガルボは年齢を重ねたにしても物足りない動き。サクラゴスペルは坂路の一番時計をマークしたが、毛づやや馬体の張りが好調時と比べる平凡に映る。

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