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コラム

久保 和功
久保 和功

久保×高中 メインレース回顧

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2015年05月27日

オークスの回顧編

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編集(以下、編): お二方、今週もよろしくお願いします。

久保(以下、久): 先週のヴィクトリアMは先行勢で決着しましたが、オークスは東京らしい外差しの決着となりましたね。

高中(以下、高): 桜花賞だけでなくヴィクトリアマイルの結果もあってか、G1らしい先行争いもあったしな。

久: クルミナルがゲートに入らなかったのがポイントでしょう。天皇賞(春)のゴールドシップの時くらい奇数枠は待たされましたから。

編: ゴールドシップ、クルミナルともに同じ須貝厩舎の所属ですね。

久: 掲示板はすべて二桁馬番ですけど、外枠が有利だったというより、偶数枠が有利だったということでしょう。

高: オークスは繊細な牝馬が大観衆のスタンド前からのスタートやからな。ただでさえしんどいのに、ゲートの中で待たされた組はかわいそうやわ。

久: レッツゴードンキの10着を始め、ほとんどが10着以下に沈んでいます。当事者のクルミナル以外、奇数枠で9着以内に入ったのが5着のアンドリエッテだけですから。

高: 少なからず敗因になってるはずやわ。負けた馬たちは、気の毒やったな。

編: では、オークスを振り返っていきましょう。まずは、レース全体のポイントからお聞きしていきたいと思います。

久: 宣言通りにノットフォーマルが先手を奪いました。3ハロン目から5ハロン続けて12.5秒〜13.0秒の遅めのラップでした。

編: 中盤はしっかり息の入る流れだったんですね。

久: ただし、そこからラスト5ハロンすべて11秒台。息の長い末脚が要求されましたね。上位3頭は世代上位の末脚を証明したレースだったでしょう。

編: 好走馬と凡走馬を分けた、ポイントなどはありましたか?

久: 前述したとおり、後入れの偶数枠が有利でしたよ。奇数枠の大敗組は参考外とみてよいかもしれません。

編: この点は覚えておきたいですね。高中さん、好走馬には調教から見える傾向はありましたか?

高: 勝ち馬は「栗東・CW」、2着馬は「美・南W」や。上位2頭はコース追いでスタミナを強化してた組やわ。

編: このあたりについては、概ね傾向どおりでしたね。では、ここからは上位馬を中心に個々について振り返っていきましょう。 --------------------

編: 勝ったのは桜花賞を除外になったミッキークイーンでした。

【 1着: ミッキークイーン 】

久: 上がり最速34.0秒は上がり2位を0.3秒、上回って最速。ルージュバックを上回って、世代最上位の末脚を示しました。

編: 正攻法でねじ伏せるような末脚でしたね。

久: 桜花賞は無念の除外でしたけど、忘れな草を2000mを経験しながらも楽な勝ち方をして、フレッシュした状態で出走できたのが最大の勝因かもしれません。

編: 忘れな草賞の楽な競馬を悲観的に見る声もありましたが、余力たっぷりに勝てた点が良かったということですか。高中さん、追い切りを振り返っていただけますでしょうか。

高: 「栗東・CW」がモヤで時計がわからんけど、長めからシッカリと追えたから悪くはなかったけどな。

編: 最終追い切りの日がひどい霧でしたね。

高: 僅か4kgだけでも馬体重が増えてたのがよかったな。

久: 忘れな草は上がり3位でしたけど、それ以外の4戦すべて上がり最速。ラストは確実に伸びてきますし、2400mの距離も克服できましたしね。

編: このあとは秋に向けて充電期間に入るようです。

高: あとは馬体重の維持だけやろな。今回が430kgあったし、秋は10kgくらい増えといて欲しいところや。

久: 今回はゲートがそれほど遅くなかったですが、デビュー4戦が出遅れ。スタートが巧くなって、先行力がつけば言うことありません。

編: 秋は、まず馬体を戻して帰ってきてほしいですね。

【 2着: ルージュバック 】

久: 2戦目の東京2000m戦で牡馬相手にレコード勝ち。末脚上位なのは間違いありませんでしたが、桜花賞が上がり5位止まりで、今回は半信半疑でした。

編: 断然人気の桜花賞で見せ場のない敗戦でしたからね。

久: 今回は目標にされた分の0.1秒差かもしれません。ただ、上がりは5位止まりですから、桜花賞前ほど期待された瞬発力は示せませんでした。

編: 何といっても今回は、調整過程が物議を醸しました。

高: 今回は10日前に放牧先から帰ってきて、1週前の土曜、当週の水曜と速い追い切りが2本のみやったしな。

編: 厩舎の存在意義が問われてしまうような調整過程でしたね。

高: あまり例を見ない調教過程が吉と出たかもしれんけど、やっぱり「美・南W」で何本か追い切ってきた方が評価するわ。

編: 能力あってこその結果とも言えますしね。

久: 世代上位の瞬発力を秘めているのはありませんから、秋は牝馬路線なら勝ち負けだと思います。ただ、牡馬相手は厳しいでしょう。

編: 結果的に、ここまで無冠ですから秋のリベンジがあるかどうかですね。

【 3着: クルミナル 】

久: 上がり4位をマークして0.2秒差。外を回る形でしたけど、ルージュバックをマークできてよかったと思います。

編: スタート直後から、積極的にルージュバックの真後ろを取りに行きました。

久: ゲート入りを嫌がった影響はあったと思いますが、それ以上に他馬は影響を受けていますし。
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◆本コラムは、メルマガ「週刊ハイブリッド競馬」(水曜配信版)の中から「オークスの回顧編」の一部抜粋になります。
メルマガではこのほか、「5月23日・24日出走の次走注目馬」「メルマガ限定情報!『ハイブリッド式・推定レースレベル』」もお届け。馬券検討に役立つ読み応え十分の内容です!


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