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コラム

久保 和功
久保 和功

久保×高中 メインレース回顧

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2015年05月20日

ヴィクトリアMの回顧編

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編集(以下、編): お二方、今週もよろしくお願いします。

久保(以下、久): 月曜のサンスポの表一面こそ「大阪都構想」の住民投票の結果でしたけど、裏一面はヴィクトリアMの結果でしたね。

高中(以下、高): とんでもない大波乱やったからなぁ。

久: 勝ったストレイトガールより、3着のミナレットが大々的でした。そりゃ、G1史上最高の「2070万馬券」ですから。

編: 最低人気の3着で複勝8500円ですもんね。

久: JRA史上でも2番目の好配当です。ちなみに史上最高の「2983万馬券」を演出したのもミナレットでしたよ。

編: 新馬勝ちが単勝12,190円。3連単史上最高配当を出したのがこのレースで、2着が同着だったんですよね。

高: 1000万超えの3連単が2本出たレースやったな(笑)。そういう星の下に生まれた馬なんやろな。

久: さすがにこの馬券を獲るのは至難の業ですけど、やっぱりG1って3連複は万馬券となることが多いですね。

高: 全馬がメイチの仕上げで出てくるだけに、1頭は妙な穴馬が紛れ込む。そんな結果はよくあるわ。当方はそれに期待して、軸と相手候補から、3頭目には総流しという3連複を狙ってるんやけどな。

久: 今回は1・2着も馬連3万馬券の大波乱でしたからね。

高: さすがに捕まえきれんかったわ(苦笑)。

編: では、そのヴィクトリアMを振り返っていきましょう。まずは、レース全体のポイントからお聞きしていきたいと思います。

久: ケイアイエレガント、ベルルミエールのどちらかが行くと思いましたが、大外枠から迷わずミナレットが飛び出して行きました。

編: 江田照男騎手らしい思い切った騎乗でしたね。

久: 1000m通過が56.9秒は決して逃げ、先行馬に有利ではありません。

編: むしろ厳しいペースに見えました。好走馬と凡走馬を分けた、ポイントなどはありましたか?

久: この流れで止まらないんですから、馬場、Bコース替わりが大きいです。4角1番手、2番手、5番手の3頭で決着ですから。

編: 結果的には、前・内が有利だったということですね。その他、レース全体を通して何かあればお願いします。

久: この4年を振り返ると4年とも連続して4角5番手以内が勝利。直線の長い東京とはいえ、このレースは先行有利にシフトしてきていますね。

編: 差し馬はなし崩しに脚を使われたように見えました。高中さん、好走馬には調教から見える傾向はありましたか?

高: 基本は坂路組が強いマイルG1やけど、今年はコース追いが1着、3着。2着馬も1週前に「美・南W」で好調教馬に該当やったしな。

編: では、ここからは上位馬を中心に個々について振り返っていきましょう。

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編: ストレイトガールが6歳にして待望の初G1制覇でした。

【 1着: ストレイトガール 】

久: 4角5番手から、上がり3位タイで鮮やかに抜け出しました。

編: 枠順や展開も味方した結果ですね。

久: 昨年が4角12番手から、上がり2位をマークして0.1秒差の3着。1分31秒9のレースレコードタイは昨年の走破時計を0.4秒、更新しました。

編: 一気に持ち時計を更新しての強い競馬でしたね。

久: 高松宮記念が3ヶ月半の休み明けとはいえ、全く伸びずに13着と大敗。距離延長はプラスではないですし、6歳でピークも過ぎたとみましたが。

編: 世間の見方を大きく裏切りましたね。ただし、調教派の高中さんには評価されていました。

高: 今回は「栗東・坂路」「栗東・CW」を併用して乗り込んで、「3週連続好調教」して好調教馬に該当しとったからな。

編: この馬も、調教で動くタイプですが、今回も絶好だったと。

高: 「栗東・坂路」主体で調整した高松宮記念とは異なって、今回は従来どおりに2週続けて「栗東・CW」での追い切りやから、1600m仕様の調教を課した点にも好感が持てたわ。

編: 陣営の努力と工夫が実ったかたちでしたね。

高: 「相手候補」には指名したけど、肝心の軸がな…。

編: 惜しかったですね。

久: 国内のG1では3着、3着、2着、13着、1着と安定して好走。ピークは過ぎているかもしれませんが、今後も牝馬同士なら上位でしょうか。

編: この後は、どの路線を歩むかも含めて注目ですね。

【 2着: ケイアイエレガント 】

久: 先手を主張しかけましたけど、ミナレットが速く、すぐに控えました。2番手からでも問題ないタイプですし。

編: 離れた2番手を進んで、結果的に逃げたようなかたちでしたね。

久: ミナレットから1.0秒、離れた2番手追走で、1000m通過が57.9秒。上がりも34.0秒とでまとめていますし、展開は最も向いたと思います。

編: あわや勝ったかという競馬でしたもんね。

久: 昨年のヴィクトリアMが4角3番手から粘り込んで0.3秒の6着。6歳で昨年の時計を0.7秒も更新したのは驚きましたが。

編: 今回は1月の京都牝馬S以来というローテーションも、ちょっと買いにくかった要因でしたね。

高: 久々やったけど、「美浦・坂路」「美・南W」を併用して乗り込んで、ストレイトガールと同様、「3週連続好調教」して好調教馬に該当やったわ。

編: 調教内容からは久々でも問題なかったんですね。

高: 中山牝馬Sを直前で取り消したけど、調教指数的にはその影響は皆無やったわ。

編: そのあたりの判断が難しかったですね。

久: 京都牝馬Sに続いて、マイル重賞を2戦連続して好走。距離は1800mまでなら好走してきますね。

編: この馬も、今後はどのようなローテーションを歩むかに注目ですね。

【 3着: ミナレット 】

編: 冒頭でも話したとおり、歴史的大波乱を演出したのはこの馬でした。

久: 単勝291.8倍の最低人気。重賞実績も全くありませんし、総流しでない限り拾えないと思いますが。

編: そうですよね。

久: 1000m通過が56.9秒、2〜6ハロン目まで11.0秒〜11.4秒ですから。この間の5ハロンが56.0秒は1200m戦並みですよ。

編: 正直、「暴走」だと思って見ていました。

久: この流れで3着に踏ん張ったのは驚きましたね。

編: 調教からの評価はいかがだったのでしょうか?

高: 「美・南W」で3頭併せで折り合いをつける稽古やったけど、実戦では全く正反対の逃げの手に出たからな(苦笑)。

編: そうだったんですか。

高: 時計の出るタイプでもないし、調教指数的にも手が出んかったわ。

編: 枠順も大外でしたし、最低人気も妥当だったと思ってしまいますね。さて、今後はこの馬をどう扱うのが良いのでしょうか。

久: 競りあったら共倒れになるイメージはつけましたし、今後も玉砕覚悟の逃げ一辺倒でイイと思います。

編: 似たようなレースをされると怖いですね。 --------------------

◆本コラムは、メルマガ「週刊ハイブリッド競馬」(水曜配信版)の中から「ヴィクトリアMCの回顧編」の一部抜粋になります。
メルマガではこのほか、「5月16日・17日出走の次走注目馬」「メルマガ限定情報!『ハイブリッド式・推定レースレベル』」もお届け。馬券検討に役立つ読み応え十分の内容です!


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