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2017年12月02日

チャンピオンズC

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 中京の1800mに移って3年、一段と難しくなった印象があり、1番人気馬の敗戦は6年連続にまでのびた。中京のダートで好走実績のない馬が多い。今年も、中京ダートで勝った記録があるのは、短距離を含めても、わずか4頭だけ。各馬とも経験は少ない。
 
 また、ダート重賞となると、知らずのうちにタフで丈夫なベテランに目がいくことになるが、このGIは、ジャパンCダート時代から通算17回、実は7歳以上の実績上位のベテランが勝ったことはない。17年間、7歳以上馬は【0-1-2-37】であり、これも難解な結果をもたらす要因になる。少し関係するが、フェブラリーSもGIになって以降、過去21回、7歳以上馬が勝った記録がない。統一GIを数多く勝ったダートチャンピオンは、ホッコータルマエ、コパノリッキー、ヴァーミリアン、エスポワールシチー、など、確かにタフなベテランばかりだが、7歳になってからJRAのGIを勝った馬はいないのである。
 
 今年、人気上位の「コパノリッキー、アウォーディー、サウンドトゥルー」は7歳馬。たかだか20回(年)かそこらの記録がそう大きな意味を持つわけではないが、さすがに少し気になる。ダート重賞の体系が整い、ダート競馬の評価が高まり、最初から芝のレースなど見向きもせず、ダート路線を歩むトップホースが多くなった。
 
 まして、距離が1600mと1800mのJRAのダートGIでは、スピードあふれる3〜6歳馬のほうに分があるということか。
 
 3歳でジャパンCダートを勝ち、4歳時にフェブラリーSを制し、屈腱炎を克服した6歳時に再びジャパンCダートを勝った不屈のカネヒキリ(14歳で死亡)が残したロンドンタウン[7]に注目したい。
 
 サンデーサイレンス(USA産)直系の父カネヒキリは、その母方もまた典型的な北米血統。さらに母フェアリーバニヤンも、父母両系ともに北米血統であり、血統図にはアメリカを代表するダート競馬の主役がオールスターキャストで並んでいるのが、ロンドンタウン。
 
 ダートGIなのでほかの馬も似たような血統表だが、ロンドンタウンにはインリアリティの強いクロスがあるのと、きわめて著名なファミリー出身であることが最大の特徴。5代母は大種牡馬ミスタープロスペクターの全妹である。種牡馬族として著名なこのファミリーのもう1頭の代表馬には、いまAPインディ系(タピットなど)の大活躍でよみがえるように種牡馬界の本流になった岐点の種牡馬シアトルスルー(ボールドルーラー系の無敗の3冠馬)の名前もある。
 
 4歳のこの夏に変身した。テイエムジンソク(その父クロフネも3歳のジャパンCダート勝ち馬)を差した日本レコード1分40秒9は、超高速馬場だったから必ずしも高い評価にならないが、遠征した韓国で、慣れないコース、慣れない環境に置かれながら、前年のコリアCをぶっちぎって勝ったクリソライトを大きく離し、クリソライトの時計を1秒4も上回るレコード。これは数字以上に価値がある。
 
 ベテランではない4歳ロンドンタウン(父カネヒキリ)の快走に期待したい。

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