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2017年11月11日

エリザベス女王杯

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 元気いっぱいの7歳牝馬スマートレイアーが、4歳時、5歳時に続き3回目の挑戦なるかと思えば、秋華賞の3歳馬が「1、2、3」着馬までみんな揃って出走し、昨年の勝ち馬クイーンズリング[7]も、3着馬ミッキークイーンも顔を揃えた。間に挟まれた4歳馬には、昨年の秋華賞のヴィブロス以下がいる。

 今週は天気も大丈夫。好カードになった。大接戦になる可能性が高く、(前日段階では)人気も大きく割れている。

 3歳以上になって過去21回、連勝馬が「3頭」もいて、その3頭を中心に、2年連続して連対した馬がなんと「10頭」もいる。数少ない古馬牝馬のGIなので、ヴィクトリアマイルとともにリピーターが多いのは当然。2200mは必ずしも一般的な距離ではないものの、京都のやや長めの中距離2200mなら、春に比べて体調も整えやすく、持てる能力を存分に発揮できる。そういう文字通りの「チャンピオンシップ(選手権距離)」だから、とすることができる。

 連勝した3頭は、みんな大変な名馬であり、2年連続して連対した馬も、だいたいその世代のエース級に近い馬である。当たり前だが、伏兵の2年連続連対はここまでにない。

 この秋、ここに目標を絞った昨年の勝ち馬クイーンズリング(父マンハッタンカフェ)に期待したい。

 メンバーの揃った今年、あまり人気にならないが、京都では秋華賞がクビ差2着。3歳時の女王杯は8着だが、実は0秒3差。4歳の昨年は京都牝馬Sを勝ち、3番人気のエリザベス女王杯制覇。コースも、秋シーズンも合う。

 ミルコから、クリスチャン・デムーロに乗り替わるが、いまの勢い、馬群に突っ込み、こじ開けるように抜け出してくる闘志あふれる騎乗は、少しもマイナスではない。やがては、日本に来たいだろう(?)。だから必死でアピールしたい。

 いまのC・デムーロは、ここ一番の接戦なら、ミルコに見劣るところはほとんどない。

 彼の、現在の拠点フランス色のきわめて濃い牝系出身のクイーンズリング。母の父アナバー(父ダンチヒ)は日本ではあまり著名とも言えないが、クリスチャンはおそらく良く知っている。オルフェーヴルを5馬身もちぎるなど、凱旋門賞「1、1、3」着の仏の名牝トレヴの母の父が、アナバーだった。その少し前、仏から4年も連続して米BCマイルに挑戦、「1、1、1、3」着だった仏の驚異の牝馬ゴルディコヴァ【17-6-3-1】は、その父がアナバーである。クイーンズリングには、フランスの誇る歴史的名馬シーバード直系のベーリングの血も祖母の父に登場する。この牝馬には女王杯を連続して快走するくらいは平気なタフなパワーが伝わっているはずである。

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