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柏木 集保
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2017年10月07日

毎日王冠

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 先週の日曜の凱旋門賞を圧勝したイギリスの3歳牝馬エネイブルの父は、ガリレオ直仔のナサニエル。今週の「毎日王冠」で人気を集める日本の3歳牝馬ソウルスターリング[1]の父は、同じくガリレオ直仔のフランケル。
 
 フランケルがデビューした2010年8月のニューマーケットの未勝利戦。2着がナサニエル。14戦全勝のフランケルの最終戦となった2012年10月の英チャンピオンSで、やっぱりフランケルに負けて3着だったのもナサニエル。
 
 同期のフランケルの代表産駒ソウルスターリング(日本のオークス馬)と、ナサニエルの代表産駒エネイブル(英愛オークスなど)は、父親と同じように同期の3歳牝馬として世界に知られることになったが、どっちが強いか。文句なしに負けたナサニエルの「エネイブル」である。
 
 目下のところフランケルの送り出した世界の代表産駒になるソウルスターリングが、少しでもエネイブルに追いつこうと毎日王冠で男馬に挑戦する。
 
 エネイブルは約55キロの負担重量だった。ソウルスターリングの53キロはGI馬として恵まれすぎと思えるくらいの軽量である。エネイブルがサトノダイヤモンドを問題にしなかったのと同じように、ここで対戦する4歳牡馬マカヒキ(16年の日本ダービーを鼻差で同タイム1着。2着がサトノダイヤモンド)を完封するとき、少しだけエネイブルに近づけるかもしれない。このあと、天皇賞(秋)も快勝、ジャパンCでも快走することになったりしたら、ルメール騎手はガリレオ系でなければ「凱旋門賞はダメだ」と考えはじめたので、ソウルスターリングは来年の凱旋門賞に遠征し、エネイブルとの対戦が実現するかもしれない(可能性はきわめて乏しいが…)。ジェンティルドンナ、ブエナビスタ、ウオッカ、ダイワスカーレット、ゼニヤッタ、レイチェルアレクサンドラ、ブラックキャビア、ザルカヴァ、トレヴ…などがほとんど時期を同じくして出現し、世界のレースをリードしたように、ソウルスターリングには、少しでもエネイブルに近づけるような快走を期待したい。
 
 藤沢調教師は、毎日王冠を牝馬シンコウラブリイなどで現役最多の3勝もしている。レイデオロで示したように夏を経ての仕上げと、着実な成長過程を歩ませるのが流儀であり、ソウルスターリングもこの秋さらにステップアップするはずである。

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