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柏木 集保
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2017年08月26日

新潟2歳S

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 2011年の2着馬ジャスタウェイが、やがて天皇賞(秋)、ドバイデューティフリーなどを制してトップホースとなり、2013年の1〜2着馬ハープスター、イスラボニータが翌年のクラシック=桜花賞、皐月賞などを制しているから、新潟の外回りの長い直線をもつ1600mは初期の2歳重賞の中では重要度は高い。
 
 ただ、最後に3ハロンを超す長い直線があるため、近年になるほど後方からの「直線一気型」の好走ばかりが目立つようになった。上がり33秒台前半の切れ味は印象に残るが、直線一気を決めて勝ち、のちにビッグレースを制したのは近年ではハープスターくらい。外回りの直線約660mだけの勝負になってしまうと、それは新潟の直線1000mのレースで示される能力と同じような部分が大きくなりすぎ、直線だけの切れ味決着は評価が難しくなる。そのときは高い評価を受けても、のちの総合力が問われるレースでは、かなり切ない立場に立つことが多い。
 
 みんな未完の時期なので、消耗につながるような厳しいレースは避けたいが、といって前半の1000m通過60秒0前後の超スロー(上がりだけ33秒台)のレースが連続しても、のちにはつながらないからレースの中身は乏しくなる。
 
 どの馬に上がり33秒台前半に集約される切れが秘められているのかの推理も重要だが、今年は先行力も備えた自在型の台頭に注目したい。
 
 2戦目に坂のある中京1400mを押し切ったコーディエライト[15](父ダイワメジャー)に注目したい、勝ちタイムの1分22秒2は際だって速いものではなく、上がり34秒8も表面上は光らないが、2ハロン目から6ハロン連続して「11秒3〜11秒8」のラップが続く流れを作り出し、坂でスパートすると2着に差を詰めてきたレピアーウィットを6馬身(1秒0)も突き放してみせた。上位馬が苦しくなったところで、最後も11秒3-11秒8とラップを落とさずに独走に持ち込んだ2段加速に近い勝ちっぷりは、総合力を示している可能性が高い。
 
 2着レピアーウィットは、6月の東京1400mの新馬戦で、新潟2歳Sに人気の1頭として出走するプレトリアと0秒1差の2着馬である。
 
 母ダークサファイア(父アウトオブパレス)は、いまや名種牡馬になったサウスヴィグラス(父エンドスウィープ)の半妹であると同時に、安田記念などを制した名マイラー=ブラックホーク、さらにホークスターなどが近親に名を連ねる一族の出身。パワフルなマイル適性をもつ可能性が高い。
 
 ここ2戦ともに先行しているだけに、一転、下げてレースをするとは思えず、ハナを切るかはともかく、まず先行策だろう。前回の内容から失速はないと考えたい。また、今年のメンバーは必ずしもレベルが高いとはいえず、控えて後半33秒台で一気に突っ込んでくるライバルは少ないだろう。フロンティア、テンクウ、ムスコローソ本線に、少し手を広げたい。

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