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コラム

柏木 集保
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2017年02月04日

東京新聞杯

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 1990年ころに同じような10頭立てがあったが、この重賞にしては珍しい少頭数になった。同じ路線の京都金杯組が3頭いて上位のレベルは高いが、ここはかなりのスローになりそうである。 この、レース展開(流れ)が最大のポイントか。
 
 前回は久しぶりのマイルで行きたがり、早めのスパートになって勝ったエアスピネル(57秒9-34秒9=1分32秒8)は、今後のこと、また東京のマイルであることを考えると、うまくなだめたブラックスピネル(58秒1-34秒7=1分32秒8)に「ハナ差」まで追い詰められたようなレースにはしたくない。直線平坦の京都ではない。流れに乗りつつも、今後のために切れ味を引き出したいというのが、人気でライバルのマークを一手にうけるエアスピネルだろう。
 
 エアスピネル(父キングカメハメハ)も速い脚が長く続かないようなところがあるが、中心にしたいヤングマンパワー[10]父スニッツェル)は、スプリント色が濃い父の影響を受け、切れ味が長続きしないタイプだろう。したがって、スローの流れの方がいい。東京のマイルで問われる総合力、プラスアルファのスタミナは問われない方がいい。
 
 シャープに切れるイメージはないが、前々走の富士Sは前半スローで後半の1000mが速くなり、「57秒7-45秒9-34秒2-11秒8」。11秒台のラップがずっと続く形は有利ではなかったが、400mから200mの1ハロンは「11秒2」。もっとも速くなった部分でヤングマンパワーは推定「10秒8〜9」の脚を使って勝負を決めている。
 
 今回は似たようなスローから、直線に向いて「11秒0-11秒0」くらいの高速ラップが出現して不思議ない。それにもっともうまく対応できるのが、短距離タイプの特質も秘めている同馬ではないか、としたい。坂路の調教では頭が高いうえ、口向きの怪しそうなところを見せたりするが、実戦では不安はない。
 
 エアスピネルの評価を下げる必要はまったくないが、スローで後半の3ハロン〜2ハロンの爆発力勝負に集約されるような流れだと、必ずしも能力上位とはいい切れない。この中間の成長著しいプロディガルサンとの三つ巴をイメージし、押さえはヤングマンパワーから、ブラックスピネル、ブラックムーン、マイネルアウラートの3頭にしたい。

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