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柏木 集保
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2017年12月01日

ステイヤーズS

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3600mの最長距離重賞は、ステイヤーが少数派になった近年、明らかにレベルダウンし、同じ馬が台頭しているのは仕方がない。今年も出走するアルバート(父アドマイヤドン)は、この重賞2連勝中であり、今春は3400mのダイヤモンドSも制し、3400m以上【3-0-0-0】。

その前の長距離のスペシャリスト=デスペラードも2連勝を含み、このステイヤーズSを【2-0-1-0】だった。その前は競馬史に残るタフネスマン=トウカイトリック(父エルコンドルパサー)の時代であり、12歳まで現役でがんばったトウカイトリックはこの重賞に4歳時から7回も出走し【1-1-2-3】。勝ったのは10歳時だった。トウカイトリックは、3400mのダイヤモンドSも【1-0-1-2】である。引退レースとなった3000mの万葉Sにも7回挑戦し【2-1-0-4】だった。

最近の勝ちタイムは3分45秒〜50秒くらいだが、レコードは1994年のエアダブリン(父トニービン)の「3分41秒6」。当時の菊花賞レコード3分04秒6は、現在は14年トーホウジャッカルの3分01秒0なので、コースや芝状態が関係すると同時に、ステイヤーズS出走馬に大物がいないから、時計が著しく遅くなっているともいえる(エアダブリンは菊花賞3着、日本ダービー2着である)。

エアダブリンはトニービン産駒。前出のデスペラードは、母の父がトニービン。09年の勝ち馬フォゲッタブルの母の父もトニービン。そしてアルバートの場合は、父アドマイヤドンの母の父がトニービン。決して典型的なステイヤーではないが、「種牡馬トニービン」が隠れたキーワードか。今年、アルバートのほか、人気を分けるフェイムゲームと、伏兵プロレタリアトの父ハーツクライに、母の父トニービンが登場する。

アルバートは2年連続して上がり「35秒0」。スローからの爆発力で勝ってきた。対するフェイムゲームはステイヤーズSこそ初挑戦だが、3400mのダイヤモンドSを【2-1-0-1】であり、長丁場で上がり35秒前後も再三ある。ただ、今年2月のダイヤモンドSで対戦した2頭は、58キロのアルバートが上がり33秒4で伸び、同じ58キロで上がり34秒1だったフェイムゲーム(6着)を完封しているから、アルバート有利は間違いないが、R.ムーア騎手と、いまをときめくH.ボウマン騎手の対決という視点での興味は大きい。

シホウ、シルクドリーマーあたりに、2強のどちらかが崩れるなら…の可能性があるが、この頭数でもあり、カケ率には合わないと思える。


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