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コラム

花岡 貴子
花岡 貴子

調教師(センセー)教えてっ!

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2010年11月24日

「苦渋の決断があったからこそJCの舞台に立てるんです」

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 今週はジャパンカップ。エイシンフラッシュを出走させる藤原英昭調教師にお話をうかがいました。菊花賞回避は残念でしたが、その回もあわせてお読みください。

 菊花賞は残念ながら回避となりました。
「ダービーでは目一杯走っていますから、疲労をとりながら成長をうながす意味で放牧に出しました。この秋は精神面、肉体面、ともにいい意味で成長していると思います。当初、菊花賞はこの馬にとっての目標でしたが、前哨戦の神戸新聞杯を使ったあと、疲労の出方が遅かったというのが気になっていました。それが菊花賞当週の追い切りのあと、筋肉痛というかたちであらわれました。ひじょうに残念ですが回避する結果となりました。しかし、これは苦渋の決断でしたが、あそこで回避したから今回ジャパンカップの舞台に立てるのだ、といいほうに考えています。」

 その筋肉痛ですが、その後の症状はいかがですか?
「ふつうの筋肉痛でした。我々の経験上、すぐに回復するだろうとみて、ずっと調教は休まずここまできました。その後、体質の面でも低下しているということはありませんでした。ちょっと気にしたのは先週の追い切りでした。これまでの中で負荷をかえた速い時計がほしかったので併せ馬をしました。」

 先週の追い切りはウッドチップコースでブレイブファイトを追いかけての併せ馬。ゴールではきっちり併入し、時計は80.6-64.5.50.3-37.0-11.9。続く、今週の追い切りも同じくウッドチップコースでの併せ馬。古馬エアジパングを2馬身ほど前においてスタートしましたが、ゴールでは3馬身突き放しました。時計は85.8-69.6-54.5-39.4-11.7。
「いつものエイシンフラッシュがレースに出る前と同じ調教を行いました。いつものように最初は前に馬をおいて、最後は仕掛けて気持ちよく走らせる、という調教でした。すごくよかったと思いますよ。気負いなくレースに臨める状態になっています。いつも鮫島くん(鮫島良太騎手)が調教に乗ってくれていますので、常に前の状態、体調とも比較できますからね。安心して任せました。あがってきて、(鮫島騎手は)『いつもどおりですね』と話していました。いいジャッジだと受けとめています。」

 いよいよジャパンカップ本番も間近に迫りました。
「さすがGIだけあって目移りするようなメンバーです。その舞台で戦えるということ、エイシンフラッシュを出走させられたという充実感がありますね。レースではダービーのようなエイシンフラッシュのレースをしてくれたらいい、と思っています。馬体重はあまり変動のない馬なので490キロを切るかどうかという程度でしょう。まず、我々としてはエイシンフラッシュがいい競馬をしてこれて、次につながるというのが一番の目標ですね。」


各レースの成績、払戻金などのデータは、必ず主催者発表のものでご確認ください。

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