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コラム

花岡 貴子
花岡 貴子

調教師(センセー)教えてっ!

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2010年11月17日

「GIは初挑戦。普段の走りを期待します。」

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ダノンヨーヨー

ダノンヨーヨー
 今週はマイルチャンピオンシップ。ダノンヨーヨーとオウケンサクラの2頭を出走させる音無調教師にお話をうかがいました。

 まず、ダノンヨーヨーからお願いします。富士ステークスは重賞初挑戦ながらも2着に1馬身4分の1差をつける快勝でした。
「うまくレースの流れに乗り、上がりは33秒5の脚を使って差し切りました。フラフラしたりソラを使ったりするので不安もありましたが、きっちり勝ち切りました。終いを生かす内容で、4コーナーではいつもの脚を使えたのが勝因ですね。4連勝中ですが、それはあまり気にしていません。ただ、最近の2走はオープン馬相手なので価値があると思います。」

 ダノンヨーヨーはこれまで、どんな馬でしたか?
「もともと気性が荒くて無駄なことをするタイプでした。加えて体質が弱くデビューも遅れました。しかし、ここ半年でかなり馬も丈夫になり、レースを使いこめるようになりました。ただし、気性はまだ引き続き幼さが残っています。」

 さて、今朝の追い切りですが、坂路で北村友騎手が乗り51.5-38.5-25.4-12.7という時計でした。
「先週は併せ馬だったので今週は馬に負荷をかけないように馬なりでやりました。今朝の坂路は時計のかかる馬場でしたが、そのわりにいい時計が出ましたね。でも、この馬は本来時計が出てしまうタイプなので、決してオーバーワークにはなっていないと思います。前走から比べるといい意味での平行線。大きな変わり身はありません。」

 今回のレースで気になる点はありますか?
「これまでは体質が弱いことを考慮してレース間隔をあけて走らせてきましたが、ここ最近はダノンヨーヨーにしてはレース間隔が詰まっています。マイルCSのあとは休ませますが、今回はこれまでになかったキツいローテーションで挑むことになるのは気になりますね。課題はやはり気性面です。スミヨン騎手が初騎乗になりますが、普段どおり乗ってくださればいいと思います。GIですし、スミヨン騎手の腕に期待します。GIは初挑戦ですが、普段の走りをしてくれればいいと思います。」

 続いて、天皇賞4着に好走したオウケンサクラについてお願いします。
「ローズS、秋華賞の2走が期待したとおりにならなかったので天皇賞へ出走させました。騎手を変えるなど試行錯誤しましたが、僕たちが思っている以上に走ってくれましたね。最初の2走の敗因は太かったこともありますが、好位につけて我慢する競馬があわなかったこともあると思います。結果的に直線で失速してしまいましたからね。続く天皇賞は北村騎手に『馬のいくままに競馬してみようか』とアドバイスしましたが、それが結果的によかったようですね。マイルCSの出走は、もともと使い込んでよくなるタイプだということもあって決めました。」

 今朝の追い切りは坂路で53.2-39.0-25.8-12.9という時計でした。
「中2週なのであまり無理せずに馬なりで調教しました。でも、それなりの時計は出たし、最後もしっかり12秒9で走りました。馬なりでこれだけ動ければいいんじゃないでしょうか。」

 今回の作戦を教えてください。
「オークスは出負けしたので後ろから行く競馬になりましたが、それでも追いこんで5着にきてくれました。天皇賞のような本来の前々での競馬ができれば、先行してしぶといところを見せてくれるでしょう。距離短縮はプラスだと思います。」


各レースの成績、払戻金などのデータは、必ず主催者発表のものでご確認ください。

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