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コラム

花岡 貴子
花岡 貴子

調教師(センセー)教えてっ!

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2010年11月10日

「牝馬GI完全制覇の夢を繋げられるといいね」

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国枝栄調教師

国枝栄調教師
 今週はエリザベス女王杯でさらなる年間牝馬GI完全制覇をねらうアパパネの国枝栄調教師にお話をお伺いしました。

 秋華賞優勝、三冠達成おめでとうございます。
「どうもありがとうございます。すごくスムーズな競馬ができましたね。三冠の中でも一番安心してみていられました。全体的に理想的な競馬ができたと思います。」

 秋華賞後の状態について教えてください。
「レース直後はくたびれた感じだったんですが、それ以降はコレということもなく元気な様子でした。」

 エリザベス女王杯とマイルチャンピオンシップでこちらのレースを選んだ理由は?
「秋華賞が終わったあと、状態をみて回復に時間がかかるようなら(次走を)ズラしていってもいいかな、と思っていたんです。特に状態に問題がなかったので、迷わず自然とエリザベス女王杯を選ぶことになりました。」

 今日の追い切りはウッドチップコースで福田調教厩務員が騎乗。時計は78.8-64.4-51.2-38.2-13.1でした。
「気分よく走らせた、という感じでした。何らかの問題なく、いい状況で調教できたと思いますよ。指示は余裕があれば終いピッとやるように言いました。ちょっとテンにいきたがっていて、時計そのものは全体的に速くなっている感じでしたね。全体の時計としては、ジョッキーが追い切ったのに比べて時計はかかりましたが許容範囲でしょう。状態は前回と同じくらい。いい意味での平行線だと思います。」

 今回の追い切りは蝦名騎手が乗りませんでした。その理由は?
「(中間)ちょっと気持ちが乗ってるというから、ジョッキーを乗せる必要はないと判断しました。いつも調教に乗っている福田調教厩務員が乗ればじゅうぶんだと思ったんです。」

 今回、坂路ではなくウッドチップコースで追い切ったのは?
「気性的に前向きすぎるところがあるのでね。マイルまでなら坂路でもいいけど、距離が長くなる分、レースに近いかたちがとれるコースで折り合う調教をしたいと思いました。」

 エリザベス女王杯は京都外回り2200メートル戦になります。
「この点はジョッキーも研究していますし、この馬もいろんなところで走っているので、特に気にすることもないでしょう。」

 相手関係についてはどうお考えですか?
「メンバーの中には牡馬と対戦して結果を出している強い馬もいるし、外国から参戦する馬もいます。そんな簡単ではないけれど、じゅうぶん戦えるでしょう。(相手が手強くなるのも)ひとつの楽しみかな、と思っています。」

 秋華賞前はかなり筋肉質なので、一般的な前例に当てはめて『マイラー体型』と評されることも少なくなかったですね。
「それでも2000メートルで結果を出すんだから。この馬はよくわからないんだよ(笑)。見方によってスマートに見えたりポッテリ見えたりするけどね。中身が出来ていればそれでいいから大丈夫ですよ。」

 エリザベス女王杯優勝で(アパパネが出走できる)今年の牝馬GI完全制覇になりますね。
「(記者に対して)みなさん、欲が深いから(笑)。でも、それだけの夢をみせてくれる馬だから自然とそうなっちゃうんだろうけど。その夢を繋げられるといいですね。アパパネが自分の競馬をすれば、自然と結果はついてくると思います。」


各レースの成績、払戻金などのデータは、必ず主催者発表のものでご確認ください。

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