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コラム

花岡 貴子
花岡 貴子

調教師(センセー)教えてっ!

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2010年09月15日

「ひと皮、厚いかなぁ」

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国枝栄調教師

国枝栄調教師
 今週はローズSにアパパネを出走させる国枝栄調教師にお話を伺いました。

 まず、アパパネはこの夏はどのように過ごしましたか?
「オークスのあとも美浦の厩舎で過ごしました。放牧に出した"つもり"で、運動だけにとどめて調整してきました。その後、徐々にピッチをあげて8月に入ってからボチボチ時計を出しまして、ここまで順調にきました。」

 この夏の暑さは調整に影響がありましたか?
「アパパネに関してはね、特段影響はなかったと思います。これというトラブルもなく、あの暑さにもへこたれずよく頑張ったと思います。」

 体を見ると、かなり大きくなった印象があります。先週の時点で490キロだったそうですが、これはどのように捉えたらいいのでしょうか?
「ひと夏越して、牡馬のように全体的にボリュームアップしているね。進化?うーん、体だけ見ると、ひじょうにドッシリしていますよね。力強くはなっている。ただ、"ひと皮、厚いかなぁ"という印象も否めないんだよね。実際、桜花賞が480キロだからそれほど太いわけではないとは思う。ただし、オークスが470キロだったでしょ?やはりあのレースが一番動けていたと思うんだ。それを逆算すると、いまの状態がどこまで成長分なのかは今の時点ではハッキリとは言えないね。今の状態は休み明けということで八分程度でしょう。」

 なるほど。でも、まぁ夏にガレるよりはこのくらいふっくらしたほうがいいか、というかんじでしょうか?
「もちろん。ローズS→秋華賞とさらに引き締まっていく可能性もある。結果として、一番走れる数字に落ち着くと思う。」

 そして、アパパネは三度栗東へ参りました。
「馬も(栗東に)ひじょうに慣れているのでね。これがベストの選択だと思いました。」

 さて、今朝の追い切りでは池江泰寿厩舎のレディハピネス(3歳未勝利)との併せ馬の予定でしたが、アパパネはレディハピネスを目標にしてスタートして瞬間で抜き去っていたので実質単走のような走りでした。全体の時計は計測不能でしたが、ラストは23.7-12.0でした。おそらく52秒台くらいの動きだったと思われます。
「終いしっかり伸ばして、という指示どおりの動きでした。休み明けとしてはじゅうぶんな動きだな、と思っています。」

 最後にローズSに向けての意気込みなどを御願いします。
「相手関係は気にしません。この馬の競馬ができればいいです。春の時期、"やる気"を見せてくれましたが、この秋もそれが出てくれるといいですね。アパパネのいいところは、勝負強いところ。ゴールに向かって一生懸命走るし、さらに鞍上のいうことをきくようになっています。今回はそんな自分らしさを出せれば恥ずかしい競馬はしないと思っていますよ。」


各レースの成績、払戻金などのデータは、必ず主催者発表のものでご確認ください。

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