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コラム

花岡 貴子
花岡 貴子

調教師(センセー)教えてっ!

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2010年07月14日

「牝馬は繊細。のんびりした担当者をつけます」

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平田修調教師

平田修調教師
 いよいよ夏本番。今週は平田修調教師に2歳馬についてお伺いします。

 まずは、平田厩舎といえば牝馬でしょう!わたし自身もひじょうに楽しみにしているマギストラ(父ディープインパクト、母マンファス)について教えてください。
「6月12日に函館競馬場へ入厩。当初は7月10日の芝1800メートルでのデビューをもくろんでいたんですが、ゲート試験に落ちたので先送りになりました。ゲートはただその時に出が悪かったというだけで、特にクセが悪いということはないですよ。性格は素直だし、ひじょうに学習能力が高いので、すぐに覚えて合格しましたしね。いまのところ7月18日、芝1200メートル戦に目標を切り替えて調整しています。仮にここで負けても、最終週(8月8日)に芝1800メートルの未勝利戦があるからね。ここでもう一度勝負すればいい。」

 適正距離は決して1200という馬ではない、ということでしょうか?
「そうだね。兄はキングカメハメハだし、血統的にはやはり1800メートルで走らせたい気持ちが強い。ただ、マギストラは牝馬だから順調なら桜花賞を狙うことになる。だったら、1200メートルという距離を経験させるのは悪くないと考えたんですよ。」

 今日の追い切りでは藤田騎手が騎乗。芝コースで68.7-52.8-39.0-11.7というタイムを出していますね。併せ馬で先着して、いい動きでした。
「すごくバネのある走りをしますよ。2週前の先週はウッドチップコースでの併せ馬、そして1週前の今日はデビューに向けて本馬場で追う、というのは予定通りです。6月下旬に1日だけスクミが出たけれど、カイバに工夫をしたらその日のうちに回復して、その後も順調ですよ。」

 将来の展望は?
「ベッラレイアを意識させる馬ですね。無事にクラシック戦線に乗せたい1頭ですよ。」

 次にやはり牝馬のバロンルージュ(父アグネスタキオン、母レディアップステージ)について教えてください。
「こちらもベッラレイアを意識するほど期待をしているんですよ。ただ、体が成長しきれていないので、入厩はもうしばらく待ちます。いまで馬体重は460〜70キロくらいです。もうちょっと大きくなって欲しいですね。」

 では、グラニースミス(父ディープインパクト、母アップルマティーニ)はいかがでしょう?
「蹄底が薄く、ちょっと時間がかかりそうですね。ただ、体はすごくいいんですよ。今年中にデビューできたらいいな、と考えています。」

 最後にファンシービビッドの今後について教えてください。デビュー戦(芝1400メートル)は11着でしたが。
「スピードタイプなので道悪はこたえると思います。レース後、ちょっとしぼんだ感じがしたので放牧に出しました。秋に向けて建て直しをはかっています。やはりスピードが武器だと思うので、芝の1200〜1400メートルあたりで復帰させたいと考えています。」

 平田厩舎の狙い目はやはり、というか牝馬ですね。
「牝馬は繊細なので、比較的のんびりした性格の担当者をつけるようにしています。ひとつ何かをさせるにしても、そのほうがうまく回る。うちの厩舎にはそういう性格の人が数人いるんですよ。ただ、すっかり平田厩舎は牝馬というイメージがついているね(笑)。ハートビートソングのように牡馬も頑張っているんだけど、やはり牝馬の活躍のほうが目立つね。」

 マーメイドSでブライティアパルス、プロキオンSでケイアイガーベラを立て続けにやはり牝馬で重賞を制しましたし、すっかり板についた感じですね。
「(笑)嬉しいけれど、牡馬でも結果を出さなければいけないね。」


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