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コラム

花岡 貴子
花岡 貴子

調教師(センセー)教えてっ!

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2010年07月07日

「精神的にはかなり強く、走る能力をしっかり出し切ります。」

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庄野靖志調教師

庄野靖志調教師
 梅雨空の栗東は蒸し暑い毎日が続いています。今週はそんな鬱陶しさを吹き飛ばすほど爽やかな庄野靖志調教師にお話を伺いました。

 プロキオンステークスに出走予定のサマーウインドについて教えてください。
「デビュー前からこの馬の能力の高さは感じていたんです。デビュー後3戦目、次はダート確勝!と思っていたら、膝を骨折してしまいました。そこで、ホッカイドウ競馬の原厩舎へ転厩させました。ダートでなら相当やれると思っていたし、もくろみどおり順調に勝ち進んで何よりでした。中央に戻ってからは途中、ソエを痛がったりしたこともありました。でも、今は順調に調教をこなせて、さらに重賞に挑戦するまでになってくれました。これにはサマーウインドに感謝しています。」

 今週のプロキオンSに向けての調整はいかがでしたか?
「前走後はこれまでと比べてレース後の疲労回復が早かったです。特に問題もなく、脚元の不安もありません。ここまで順調に来ています。あと、前走を使ったことで手脚が軽くなった印象があります。」

 今週の追い切りは、坂路単走で55.0-39.6-25.0-11.6。その数字のとおり、ひじょうに鋭く切れる脚を使いました。
「いつも乗っている調教助手さんに、いつもどおりの感覚で乗ってもらいました。いい動きだったと思います。とくにラストはいい伸びでした。先週の追い切りで全体的に速い時計(51.4-37.4-24.7-12.4)が出ていますしね。これでじゅうぶんです。ただし、競馬は今回は楽な相手じゃありませんからね。そんなに易々とはいかないと見ています。」

 サマーウインド自身、阪神コースは初めてですね。距離も気になるところです。
「これは不安といえば不安な材料ですね。あと1400という距離は微妙に長いかな?特に阪神ならではの直線の坂が微妙に響いてくるのでは?という懸念材料もあります。もしも、坂で止まってしまったら差される可能性もありますしね。楽観視はできません。」

 では、1400メートルという距離に対して、対策は練っていますか?
「前走、藤岡祐騎手に『1400を意識するように』と注文をつけてあります。だから、実績的にははじめての1400メートル戦になりますが、意識的の上では策を練ってあります。」

 うまくいくといいですね!
「もし今回、1400メートルという距離をこなせたら今後の出走レースの選択肢が広がりますね。そうなることを願っています。」

 馬場状態に関して注文はありますか?
「馬場はパサパサのダートよりは少々脚抜きのいい馬場になってくれたほうがスピードが殺されずにすむかな、と思っています。」

 サマーウインドの一番の長所は?
「オンとオフがしっかりできるところ。普段、いらないところで力を使わないし、走ることだけに集中している。精神的にはかなり強く、走る能力をしっかり出し切ります。自在性があって競馬しやすいですよ。重賞を勝たせてあげたい馬です。」


各レースの成績、払戻金などのデータは、必ず主催者発表のものでご確認ください。

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