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コラム

花岡 貴子
花岡 貴子

調教師(センセー)教えてっ!

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2010年06月02日

「追い切りは正直なところ不満です!」

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橋口弘次郎調教師

橋口弘次郎調教師
 今週は安田記念。リーチザクラウンの橋口弘次郎調教師にお話をうかがいました。

 マイラーズCはひさびさの勝利でした。
「この馬はやっぱりマイルがいいな、と思いましたね。まず乗りやすい。この距離のほうが(ジョッキーが)馬が喧嘩する時間が短いですからね。いつもなんですけど、スタートしてから1ハロンくらいはひっかかることもなくスムーズにいくんですけどね。それを過ぎて、みんなのポジションが決まったところから、リーチザクラウンだけが行きたがるようなそぶりを見せるんですよ。マイルはその距離が短いから好結果が出たんだと思いますよ。それまでと比べて、精神面での成長はあまり感じられませんが体は全体的に重量感が出てきたように思います。以前はレースのたびに馬体重が減ることばかり気にして心配していましたが、いまは全くそういう心配をすることがなくなりました。」

 今朝の追い切りは午前8時45分に安藤騎手が手綱をとり、坂路コースで行われました。時計は52.1-37.3-25.2-13.0でしたが、これについて先生の考えをお聞かせください。
「単走だったこともあるんですけど、わたしのイメージとは違いましたね。まぁ、1頭だと闘志を燃やさないのかな?という感じでしたね。まぁ、追い切りで闘志を燃やしても何にもなりませんけど、僕はあの馬は調教は抜群に走る、というイメージがありますからね。追い切った時間帯を考慮したとしても、もう少し速い時計を想定していたんです。」

 橋口師のインタビューの直前、安藤騎手にお話を伺っています。
「最初の1ハロンは14秒くらいで入り、全体の動きはある程度よかったんで、最後はいっぱいに追わなくていいな、と思いました。結構、時計がかかる馬場になっていましたから、このくらいのタイムになると思っていました。僕としてはちょうどいいと思います。」

 と答えており、橋口師とは少々考えが違うようでした。それについて、あえて橋口師の考えを聞いてみました。
「先週の追い切りではすごく速い時計(50.9-37.9-25.8-13.4)が出ました。これは思ったとおりの速い時計を出ったんです。だから、今週は馬なり単走でやったほうがいいかな、と思ってはいましたがね。しかし、それにしても今週は単走にしては全体時計が遅い。特に終いが13フラット。正直なところ不満です。
こういう部分をレースで出してくれたら助かるんですけどね。」

 いまのリーチザクラウンの馬体についての感想をお聞かせください。
「ふっくらみせて、むしろ太めじゃないかな?と考えてました。だから、それまで坂路は1日1本でしたが、最近では2本乗るようにしてきました。以前、馬体重が減ることばかり心配していたリーチザクラウンには考えられないことですけどね。」

 相手関係については?
「それより、この馬自身の折り合いに尽きます。東京競馬場の長い直線にたどり着くまでに、うまく流れていったらジョッキーも乗りやすいと思うんですけどね。スローペースになるようなら、みるみるうちに先頭を伺うようなことになるかもしれませんよ。」


各レースの成績、払戻金などのデータは、必ず主催者発表のものでご確認ください。

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