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コラム

花岡 貴子
花岡 貴子

調教師(センセー)教えてっ!

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2010年05月26日

「必死で馬も人も全力投球でやってきました」

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池江泰郎調教師

池江泰郎調教師
 ダービーはトゥザグローリーとリルダヴァルの2頭出し。来年2月で現役を引退される池江泰郎調教師にお話を伺いました。

 今年のダービーを迎える今の心境を聞かせてください。
「ダービーに間に合った。それだけで喜んでいます。」

 トゥザグローリーについて教えてください。
「青葉賞はなんとか(ダービーへの出走権利のある)2着までは確保したいな、という気持ちで出走させました。だから、2着でギリギリでしたがダービーへの切符がとれて本当によかった、と思いました。まだ体も大きい馬ですし、成長途上というかね。まだまだ完成されていないんですがね、1回使うごとに馬も軽くなってきています。でも、もうダービーです。そんなことは言っていられません。調教もハードにやってきましたが馬はよく耐えてね、元気にこなしてます。」

 リルダヴァルについて教えてください。
「骨折明けでね、その後ここまで順調にこれています。毎日杯、皐月賞はちょっとモタついておりましたがね、相手なりに戦ってきました。NHKマイルはレコードで走っている中で3着に来たんですしね。その後も順調にきております。」

 追い切りはポリトラックコースでこの2頭の併せ馬でした。トゥザグローリーを前においてリルダヴァルが追いかける内容。トゥザグローリーは強めの手ごたえで時計が77.3-62.1-48.2-35.3-11.6、リルダヴァルが馬なりで76.0-61.4-47.7-35.1-11.7。ゴール前はトゥザグローリーがリルダヴァルに半馬身先着しています。
「この組み合わせは今朝、急遽決めました。昨日の段階ではそれぞれ違う馬との併せ馬する予定だったんですが、悔いのない全力の仕上げをしたかったのでね。ダービー出走2頭で併せることにしました。リルダヴァルはすごく調教は走る馬ですから、トゥザグローリーがリルダヴァルの胸を借りました。トゥザグローリーにとっては、それまでにない時計を出しています。さらなる状態アップとみていいでしょう。リルダヴァルは今回が一番いいんじゃないですか。」

 ダービーについての意気込みを教えてください。
「今年はメンバーが揃ったのでその中に入っただけでもチャンスがあると思って、いま野心を燃やしています。トゥザグローリーは2400という距離は経験していますし問題ないでしょう。ファンの期待にこたえてくれればと思います。リルダヴァルは動きが軽い馬ですから、展開が恵まれてくれてジョッキーがいい味出してくれたら、と思っていますよ。レース間隔は詰まっていますが、馬は元気いいですよ。その証拠に、決して緩めずにビシビシやってこれていますからね。骨折したあとも不安ナシでここまでこれました。距離には応じた競馬をできると思います。」

 池江先生、これが最後のダービーになります。
「これまで、もう必死で馬も人も全力投球でやってきましたからね。ダービーで始まってダービーで終わり、という気持ちでいます。これが終わるとわたしのダービーはもう二度とないのでね、悔いのないように戦えたら、と思いますよ。応援よろしくお願いします。」

※最近の調整過程や木曜以降の様子は「池江泰郎厩舎カウントダウンブログ」(http://legend-stable.cocolog-nifty.com/ikeeyasuo/)の 今日の池江厩舎 をごらんください。また、入厩当時からの様子はKeiba@niftyコラム「Legend Stable 池江泰郎厩舎の軌跡」の中の「リルダヴァルとトゥザグローリー ダービーまでの道」をお読みください。


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