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ユキチャンが白毛馬初のGI級制覇に挑む! 2008年ジャパンダートダービー特集

 Keiba@niftyのコラム『先週のレース解析 ヤスコの目』で御馴染みのJRDB橋浜保子が、ジャパンダートダービーに出走を予定しているJRA所属馬の馬体を特別診断!レース当日のチェックポイントもわかりやすく解説しますので、現地で是非実践してみてください!

 7/9(水)残念ながらユキチャンは競走除外となりました。詳しくはコチラ
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ユキチャン馬体診断
まずはユキチャンの馬体診断から!前走関東オークス(1着)と前々走フローラS(7着)の2枚の写真を比較しながらチェックします!

ユキチャン:2008/6/18 川崎競馬場 関東オークス(1着) 撮影:2008/6/18 川崎競馬場 関東オークス(1着)

ユキチャン:2008/4/27 東京競馬場 フローラS(7着) 撮影:2008/4/27 東京競馬場 フローラS(7着)出走時

ユキチャン
牝 3歳
生年月日:2005年03月28日
毛色:白毛
所属:美浦・後藤 由之
馬主:金子真人ホールディングス 株式会社
生産者:ノーザンファーム
父:クロフネ
母:シラユキヒメ
戦歴:5戦3勝
主な勝ち鞍:関東オークス(JpnII)

《ヤスコの馬体診断》
 NHKマイルC(G1、芝1600m)とジャパンカップダート(G1、ダート2100m)を勝ったクロフネがお父さんで、馬体重500kg前後の大きな馬です。骨格ががっしりしていて、牝馬にしては、筋肉の量も十分あります。クロフネの子供としては、前肢の繋(つなぎ:球節と蹄の間の部位)が沈むほうなので、柔軟性がある動きができます。どちらかといえば、父のクロフネよりも、母の父であるサンデーサイレンス(日本の競馬史上最強の種牡馬)の影響が出ている印象を受けます。デミモザ賞(500万下条件戦・芝2000m)を勝った時や、フローラS(GU・芝2000m)時は、まだ体に余裕があったように感じます。そのぶん、おっとりした表情をしていて、ぴりっとした面が感じられません。
 わずかな違いではありますが、関東オークスを圧勝した時の馬体は、フローラS時に比べるとお腹のラインがスッと上がっており、余分な肉を削ぎ落として体に実が詰っているのがわかります。また、関東オークスから、ユキチャンはブリンカーという特殊馬具を装着しています。これは、目の周りをカップ状のプラスチックで覆い、横や後方の視界を遮るためのもので、怖がりな馬や、他馬を気にする面がある馬に効果があります。関東オークスの写真からは、首をグッと曲げ、ほど良く気合が乗っている様子が感じ取れます。当日も、サンデーサイレンスの血を継ぐ牝馬らしく、腹回りがすっきりしているように感じられれば、状態が良いと判断できます。


出走馬馬体診断
ユキチャンの同士でありライバルでもある、JRA所属馬の馬体チェックです!当日の状態と比較すれば、勝ち馬が見えてくるかも!?

サクセスブロッケン:2008/7/2 栗東トレーニングセンター 撮影:2008/7/2 栗東トレーニングセンター

サクセスブロッケン
牡 3歳
所属:栗東・藤原 英昭
父::シンボリクリスエス
母::サクセスビューティ
戦歴:5戦4勝
主な勝ち鞍:端午S
《ヤスコの馬体診断》
 お父さんのシンボリクリスエスは、黒々とした見映えの良い子供を出すのが特徴です。サクセスブロッケンも例に違わず、上体(胴から上の部分)の充実ぶりと品の良さが目につきます。馬体重は500kgを越していますが、首、胴、脚が長くて背が高いので、体をすっきり見せます。このため、筋肉質な馬が多いダート馬にしては、特異なタイプといえるでしょう。追加登録をして臨んだ日本ダービー(G1、芝2400m)は最後着に終わりましたが、生まれつき前肢が外側を向いていて、歩いている時から硬さが感じられるので、仕方がありません。この中間は、最高の仕上げだった端午S(オープン戦、ダート1800m)時に比べると、若干、体が細く感じられます。これは、ダート馬が芝のレースを使った反動といえるでしょう。それでも、能力的には最上位。コースに入ってからウォーミングアップをする時に、スピードと推進力に富んだ動きをしていれば力を発揮します。
イイデケンシン
牡 3歳
所属:栗東・池添 兼雄
父::サンダーガルチ
母::ヘヴンリーアドヴァイス
戦歴:7戦3勝
主な勝ち鞍:全日本2歳優駿
《ヤスコの馬体診断》
 ドバイで行われたUAEダービー(G1、ダート1800m)後、今年のNHKマイルC(G1、芝1600m)と日本ダービー(G1)を制した栗東(滋賀県)の昆厩舎から、池添厩舎へ所属を移しました。ドバイ遠征時の写真では、空輸でげっそりと筋肉が削げ、体が小さくなっている様子がわかります。それゆえに、馬体をどこまで回復することができるかが、今回のカギとなります。後肢の繋がグニャリと深く沈むので、後方から競馬をしては追い込みが利かない馬体の構造。このため、先頭に立つ競馬で結果を残しているというわけです。元々は、少し胴が短めでずんぐりした体型をしているので、体をふっくらと見せていれば、馬体が戻ったとみていいでしょう。
イイデケンシン:2008/3/29 ドバイ ナド・アルシバ競馬場 UAEダービー(8着) 撮影:2008/3/29 ドバイ ナド・アルシバ競馬場 UAEダービー(8着)出走時

スマートファルコン:2008/4/20 中山競馬場 皐月賞(18着) 撮影:2008/4/20 中山競馬場 皐月賞(18着)出走時

スマートファルコン
牡 3歳
所属:栗東・小崎 憲
父::ゴールドアリュール
母::ケイシュウハーブ
戦歴:7戦3勝
主な勝ち鞍:ジュニアC
《ヤスコの馬体診断》
 皐月賞(G1、芝2000m)2着のタケミカヅチと同じゴールドアリュールの子で、腹回りがすかっと仕上がった馬体をしています。ただ、使い詰めているからか、デビューから徐々に体重が減っていて、皐月賞時は筋肉の張りが薄れていました。皐月賞後に、所属を美浦(茨城県)の畠山厩舎から栗東(滋賀県)の小崎厩舎へ移しています。まだダートでは底を見せていないので、お腹や腰の周りの筋肉が戻ってくれば上位争いも可能。短期間で馬の形をがらりと変えることができるのが、小崎厩舎の特徴のひとつ。特に、ダート馬を育てるのが上手なので、パドックでは馬体の変わり身に注目してみてください。
ナンヨーリバー
牡 3歳
所属:美浦・池上 昌弘
父::スキャン
母::シアトルギャル
戦歴:10戦4勝
主な勝ち鞍:兵庫チャンピオンS
《ヤスコの馬体診断》
 お父さんのスキャンは、ダートの短距離戦が得意な子供を多く出します。しかし、ナンヨーリバーは、四肢が長く、比較的まとまった馬体をしています。歩幅が狭い面はありますが、踏み込み自体は良いので問題ありません。芝の500万下条件戦で走っていたころから、馬体自体の評価は高く、芝でもそれなりには走れていました。それが、ダートへ路線変更してから本領を発揮。伏竜S(オープン戦・ダート1800m)でも、調子の良さや勢いが感じられました。器用な脚が使えるので、小回りコースは歓迎材料。寒い時期でも太めが残ることはなかったように、体を仕上げやすいタイプといえます。このため、レース間隔が空いていても、気にしなくてよいでしょう。当日は踏み込みに力強さがあり、前肢の出し方がスムーズであれば好調です。
都合上、馬体診断に使用した写真を掲載することができません。



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